第七回口頭弁論期日につきまして

第七回口頭弁論期日
12月17日(水)13時30分~
愛媛県 
松山地方裁判所 西条支部
第1号法廷にて
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12月17日、開廷されるはずでしたが、
この日は、寒波の影響で瀬戸大橋が通行止めとなり
ロザリオ学園と引率教諭達の代理人弁護士が大阪より出廷できず
3月18日へ延期となりました。
被告たちは全員愛媛在住なので、誰も出廷しないというのは、とても不自然で違和感を感じている
というのが正直な感想ですが、民事裁判では全くおかしなことではなく
一般人としての常識は法廷の場において「常識」ではないようです。

提訴してから1年3か月が経過しましたが、まだ、準備書面のやり取りが続いており
双方の主張は平行線のままで、争点すらずれている状態にあります。
私達原告側は
「安全危機管理体制の不備、適正な準備・保護者への正確な説明、幼児に相応しい場所の選定」などについて、
教諭ら被告側は
「増水した川が悪いのであって、準備などの問題ではなく、急な増水を予見することは出来なかったのだから。」
という主張が続いています。
裁判長からは、予見可能性に関する科学的根拠を双方に示すように言われました。

東京から、愛媛県西条市まで丸一日かけて出向いている状況にあります。
東京地裁で提訴することもできましたが、これは西条で発生した事件、、、
風化させないためにも、愛媛でという思いで松山地裁西条支部を選択しました。

刑事でも元園長ら引率教諭3名が起訴され、私達は被害者参加制度を利用していますので、
今後、松山地裁で開かれる刑事裁判へも出廷いたします。
まだまだ続く裁判を考え、経済的な負担も考慮し、刑事、民事ともに向き合うために
代理人弁護士とも相談し、次回以降の期日等について考えています。
次回からの民事裁判は公開法廷から弁論準備とし、被告尋問までは非公開とさせていただくことになりました。
民事の方は、双方代理人が遠方の為、電話での出廷も許されるとの事で、
今回のように、天候に左右されてしまうこともありますので、
合理的に進めていこうと思っています。

民事裁判とは、代理人によって、大きく左右されるものです。
法律の解釈、ルールに従い、感情は排除され、それでも限りある中で思いや考えを伝え
立証責任は原告側にあるので、私達は証拠などを一生懸命提出し
それに対して、被告側は、違うだとか、争うだとか、知らないだとか、もう謝っただとか
そういった書面が提出される・・その繰り返し。
このようなやり取りを客観的な立場である裁判官たちが審議し、私達は、その判断を仰ぐ。
民事裁判というシステムに関し、まだまだ勉強が必要だと感じていますが、
真実の追及、被害者救済という観点から
この経験を無駄にすることなく、民事裁判の在り方について、
私自身の意見、考えを発信できるようになりたいと思っています。
これからも、この現実、現状と真摯に向き合い、誠実な対応をしていくという考えに
何も変わりはありませんでの、一歩一歩、踏みしめていこうと思います。

刑事裁判につきましては、公判前整理手続中で来年の春以降
どの時点で公判が開かれるか未定ですので、決定次第ご報告させていただきます。

これまで、傍聴へ足を運んでくださいました皆様
期日の度に、思いをはせてくださいました皆様
本当にありがとうございました。

民事裁判の傍聴は、少しお休みとなりますが、
裁判を通じ事件と向き合うことについては、まだまだ続きますので
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。