被告側からの訴訟告知書

H26年2月20日付で、以下被告たちが愛媛県と西条市に対し
訴訟告知を行いました。

学校法人ロザリオ学園被告
代表理事長:ゴンザロ・ベンルモンテ・ファン・マヌエル
当時の理事長:レチョン・ハビエル・ヘルナンデス被告

西条聖マリア幼稚園 元園長:近藤恵津子被告
村上玲子被告 
越智亜里被告
別宮瑠美被告、寺西佳代子被告、篠田ひとみ被告
石川正子被告、藤井さおり被告

【被告らからの訴訟告知内容:要約】
私達の過失によって
私達が実施した「お泊り保育」中に園児たちが流され死傷したという事で
提訴され、損害賠償を請求されています。
しかし
加茂川は管理者である愛媛県と、
石鎚ふれあいの里を管理する西条市による施設の設置、管理に過失があったために、
溺死に至った可能性があります。
この裁判で私達が仮に敗訴した場合、この告知をしたことで
愛媛県と西条市が、裁判に参加しない場合は、何も意見を言わないまま
共同不法行為者となります。
私達は、愛媛県と西条市に対し、求償(賠償や償還を求めること)することとなりますので
そのようなことにならないためにも、この裁判に被告として一緒に参加するよう求めます。
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という告知をしました。

私達の意見陳述書を、もう一度読んでいただきたい。

私達は、愛媛県と西条市を提訴する考えは持ち合わせておりません。
事故直後から、話し合いを続けており、平行線の部分もありますが、
それは、行政として中立的な立場で、再発防止のために
第三者事故調査委員会設置の要望という形で交渉をしました。
結果は、断られましたが、対話・交渉を諦めたわけでもなく
この姿勢と考えは何も変わっておりません。

この裁判に参加された場合には、
愛媛県と西条市から出される見解・説明・資料と
被告達からは、両者にも過失があるという
証拠などが提出されるのでしょうから
再発防止策に活かすという事でしかないですし
私達から民事裁判を通して行政へ責任を追及するという考えはありません。

この裁判の大きな目的は何よりも
慎之介が大好きだった幼稚園、先生たちの声、考えを聞き
そして、
聖ドミニコ修道会が母体の学校法人ロザリオ学園とは、何なのか、
なぜ、園児を死なせてしまうような体制になってしまったのか
という事を、記録として刻むことなのです。

今回は訴訟告知をし、
パニック状態で迅速な救命活動ができなかったことや
浮き輪などの救命具も何も準備せずに子供たちを川に入れ
慎之介を死なせ、園児を危険にさらし、傷つけたことに対し、自分たちに責任は無く
お泊り保育に石鎚ふれあいの里を選択したのも
川と施設が悪いのだという主張をこの国に
刻んだということです。

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