平成29年2月1日 進行協議期日
和解協議ー裁判長からの提案

H29年2月1日(水)14時00分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
進行協議期日が非公開のラウンドテーブル法廷で行われました。

次回も、進行協議期日が非公開のラウンドテーブル法廷で行われます。
H29年4月19日(水)14時00分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部

今回、裁判長から和解の提案があったのですが
私達原告から草案を示しました。
被告側は、草案に対し拒否ではなく、検討したいという事でした。

和解協議は、
原告、被告が順番に法廷に入り、裁判長と話をします。
双方の話を裁判長が聞き、和解の提案をするというものになります。

この和解協議や民事裁判そのものに対し、
いま、自分の中で咀嚼できないことがあります。
裁判が終わった後に、考えを整理して綴りたいと思います。

再発防止と責任追及・真実の究明は、全て重要な事です。
責任追及と真実究明は、争う、ということになれば、苦痛を伴うものとなります。
そして、民事裁判ともなれば、経済的負担も発生し、精神的負担も相当必要になります。
それでも、責任と真実は明確にする必要があると考えています。

事故で子どもが犠牲になってしまうことが起きた時、
遺族や被害者家族が裁判を提起しなくても、事故がなかった事にされることなく
死因調査、事実・原因究明、責任の所在が明確にされ
社会として子どもの事故と向き合い
再発防止や未然防止へと活かす仕組みができれば、
この現状を少しでも変えることができるのではないかと思います。

民事裁判というのは、損害賠償請求ということでしかないのは
理解した上で、公的機関で事故の問題を扱う場として、
社会に訴えています。
なぜ、事故が起きたのか、なぜ、慎之介は亡くなったのかということに関して
「慎ちゃんを元気な姿でお返しできなくて申し訳ございませんでした」
などということではなく、
原因をどのように考え、何を反省し、謝罪しているのか、
ただ、可哀そうでした、ごめんなさいでは前進はないということです。

再発防止や事故予防に関する取り組みは、
責任問題とは別次元のことであって、誰もが実施できる事です。
遺族だけが行うことではありません。
将来、事故がなくなることが一番の願いです。

次回も、和解協議が続きますが
この事実とどのように向き合い前進していくのか
民事裁判でも真摯に対応したいと思います。