NHK松山放送局
NHK 四国 NEWS WEB より:「園児水難死亡事故で無罪主張」
4年前、西条市の川で幼稚園の行事で水遊びをしていた5歳の男の子が増水した川に流されて死亡した事故をめぐる裁判で、裁判官が、現場の川を視察し、事故当時の様子について説明を受けました。
平成24年7月、西条市の加茂川で、幼稚園の「お泊まり保育」で水遊びをしていた吉川慎之介くん(当時5歳)が増水した川に流され死亡しました。
裁判で、両親らは、「幼稚園側が安全管理を怠ったのが原因だ」などとして幼稚園の運営法人などに、1億5000万円あまりの損害賠償を求めているのに対し、運営法人側は、「事故は予測不可能で、過失はなかった」などと主張しています。
松山地方裁判所西条支部の裁判官3人が現場の川を視察し、原告の弁護士らから園児たちが遊んでいた場所や事故当時の水の深さ、それに、救助の状況などについて説明を受けました。
裁判所は、視察の結果をふまえて今後の裁判の進行を協議することにしています。
慎之介くんの父親の吉川豊さんは、「事故が繰り返されないためにも裁判官に、当時の川の様子などを知ってもらえてよかった」と話していました。
この事故をめぐっては、ことし5月、刑事裁判で幼稚園の元園長が業務上過失致死の罪で有罪判決を受けています。
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