第一回口頭弁論ご報告 第二回口頭弁論期日に向けて 

H25年10月15日午後2時~
傍聴へ足を運んでくださった皆様、思いを馳せて下さった皆様、報道各社の皆様
本当にありがとうございました。

私達にとって、慎之介への思いと、親としての責任を誓う日となりました。
これからも、見守っていただきたけたら幸いでございます。

第二回口頭弁論期日はH25年12月18日13時30分からとなりました。

第一回口頭弁論では、12月6日までにロザリオ学園、他9名の被告たちより、
具体的な反論・主張が出される方向です。
「具体的」というのは、2012年7月20日、石鎚ふれあいの里前を流れる加茂川で
8名の引率教諭の被告らが、何をしていたのか、
写真などを用いて当日の位置関係など状況を示すようにと
裁判長から被告側へ指示がありました。

今後、被告尋問も予定しておりますが、まだまだ先の話になります。
保護者の方をはじめ、こんなことを聞いてほしい、知りたい、という事がございましたら
何でもご連絡ください。
検討させていただき、真実を導き出すため裁判に反映していきたいと考えております。

私が知りたいことは、意見陳述にあった通りですが

答弁書に「浮き輪は持って行かなかったが、安全管理は徹底していた」等とありますが
では、なぜ、慎之介は一人で死んでしまったのでしょうか。
どんな思い、お考えで正式な発言をされているのでしょうか。
慎之介が亡くなったこと、また他原告の両親、園児に対してどのように感じているのか。
他原告に対しても「すべて争う」ことになっていますが、皆さん、
言うまでもなくお金が欲しいのではありません。
民事裁判のルールが「金銭の請求」無しでは行えないこと、
子供たちを危険にさらし死亡事件を引き起こしても何の罰則もないこと(※)
罪の重さを「金額」で表現しなければならない事から示しているだけであり、
望んでいることは、公の場に姿を現し、誠実に話をすべきという事で
そこは、絶対にぶれることはありません。
一番聞きたいのは引率教諭、被告らの声、真意です。

・川は怖くないと思い続けられたその理由。
・浮き輪・ライフジャケットを持参しないで子供たちを連れて行った理由
・保護者に「安全な水遊び」としか説明しなかった理由
・怠慢な態度を取り続けることが出来ている理由。
・「本部」が話すなと言っている。そういい訳に使用していた「本部」って何ですか。
・「本部」=理事長や理事でもあるドミニコ修道会の司祭たちのことですか。

等々、事故後対応・組織・ガバナンスについても出来る限り厳しく追及していく予定です。
原因を究明し現状の改善へ向けて、何をすべきかということも同時に、
これから見極めていきます。

長い時間、年月を要しますが、丁寧にこの貴重な機会を積み上げて参ります。

(※)飲食店などであれば、即座に営業停止になります。
  幼稚園、保育園、学校は、そのような決まりはなく
  有耶無耶の状態で運営は許されています。
  特に私学に関しては「私学の自主性」を尊重するため
  調査、指導・監督する権限はないのだと愛媛県庁から正式な回答が出ています。