平成24年7月、愛媛県西条市の川で幼稚園児が流されて死亡した事故を受け、
西条市は再発防止のため、引率を行う幼稚園の教諭などを対象に
川の危険性や救助方法についての講習会を開く方針を決めました。
この事故は、平成24年7月、西条市の加茂川で西条市の幼稚園の園児31人が
引率の教諭といっしょに水遊びをしていたところ、急に川が増水し、
園児1人が流されて死亡したものです。
その後、西条市の調べで、
幼稚園側が浮き輪などの救命器具を準備していないなど、
川が急激に増水する危険性を事前に十分に把握していなかったことがわかりました。
このため、西条市は市内のすべての幼稚園と保育園で引率を行う職員を対象に、
川などでの水遊びの安全管理に対する意識を高めてもらおうと
講習会を開く方針を決めました。
講習会は夏の水遊びのシーズンを前に事故が起きた加茂川で開く予定で、
水難救助の専門家などを講師に招いて川の増水の危険性や流されてしまった場合の
救助の方法などについて具体的に学んでもらうことにしています。
市は講習会を開くための費用を新年度の当初予算案に計上することにしています。
02月15日 08時11分
NHK松山放送局