H25年6月3日愛媛新聞
朝刊記者のコラムで問題提起されました。
「安全意識の徹底」

 川遊びの季節を迎えた。
 忘れてならないのが昨年7月、西条市内の幼稚園のお泊り保育中
 同市内中奥の加茂川で、増水した川に流され死亡した
 吉川慎之介ちゃん(当時5歳)のことだ。
 業務上過失致死の疑いで教員らを刑事告訴した両親は
 子供の命を守る上での安全意識の大切さを広く訴えている。
 両親らによると、園児や教員から聞き取りした結果、浮き輪やライフジャケットなどの
 救命用具の不備や、川の危険性に対する認識不足などの問題が判明。
 「なぜ危険への疑いを持たず、十分な準備をしていなかったのか」と憤る。
 園側は取材に対し「警察が取り調べ中なので話せない」としている。
 子供の安全を守るために必要な準備を心がけることは、
 川遊びに限らず日常の様々な場面で不可欠だ。
 「大人の無知や無責任で子供の命が奪われてはならない。」
 両親の言葉は胸に突き刺さる。
 吉川慎之介ちゃんの他に、流されてけがを負った園児らもおり
 心の傷も心配される。
 原因究明とともに、悲劇が二度と繰り返されないよう
 子供への安全対策を社会全体で徹底していくことが求められている。

2013年6月3日 愛媛新聞 「取材最前線」杉本賢司

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