平成24年、5歳の男の子が増水した川に流されて亡くなった西条市で保育園児を対象に水の事故防止を学ぶ教室が開かれました。
西条市の加茂川では、平成24年7月、教員といっしょに水遊びをしていた幼稚園の5歳の男の子が増水した川に流されて死亡する事故が起きました。
水の事故が増えるシーズンを前に5日、西条警察などが開いた水の事故防止を学ぶ教室には、地元の保育園児およそ80人が参加しました。
子供たちははじめに警察官から紙芝居で
◆「きけん」と書かれた赤い旗がある水辺では絶対に遊ばない事や
◆お友達が水の近くで遊ぼうとしたときには注意してあげること
を学びました。
続いて、警察官が水路で子供がおぼれたことを想定した訓練を行い子供たちは自分では助けにいかずに、すぐに大きな声で大人の助けを呼ぶことを学んでいました。
参加した5歳の女の子は「赤い旗があるところでは遊んだらいけないことと1人では遊ばないことを約束した」と話していました。
西条警察署生活安全課の近藤貴則課長は「夏になると水辺で遊ぶ機会も多くなります。子供たちが去年のような悲惨な事故に2度と会わないようにしたいと考えている」と話していました。
6月5日 12時41分
NHK松山放送局