西条市は8日、河川での事故防止や救助方法を学ぶ講習会を
同市荒川の加茂公民館で開き、
幼稚園や小中学校教員、野外活動引率者ら約20人が
救助活動での心構えなどに理解を深めた。
安全な野外活動に取り組んでもらおうと初めて開催。
同市中奥の加茂川では昨年7月、幼稚園のお泊り保育中に教員らと川遊びをしていた
当時5歳の園児が流され、死亡する事故が起きている。
8日は徳島県三好市のレスキューインストラクター矢野哲治さんが講師を務め、
流水の特徴や救助方法などを説明。
「一番良いのは救助する事態会が起こらない事。
万一の事態に備え、必要な道具をそろえたり、
訓練を受けたりすることが大事」と語った。
川の中での実技では、参加者が足をあげて仰向けに流される泳法やロープを使った救助、
パドルを支えにして浅瀬を横断する技術などを学習した。
ボーイスカウト指導者の宮崎雅延さんは
「事前準備をしっかりして、救助必要な状況に陥らないようにしたい」と話した。
6月9日愛媛新聞 朝刊