去年7月、西条市で幼稚園の行事中に園児が増水した川に流され死亡した事故で遺族らが幼稚園の運営法人などに対し、1億5千万円余りの損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは川に流され死亡した吉川慎之介ちゃん(当時5歳)の両親らです。訴状などによりますと西条聖マリア幼稚園が去年7月、西条市の加茂川上流で、行なった川遊びの行事中、慎之介ちゃんが雨で増水した川に流され死亡しました。このため、遺族らは安全管理計画を策定せず無防 備なまま危険な川で園児を遊ばせるなど、注意義務を怠ったとして幼稚園を運営するロザリオ学園と前理事長や引率した職員あわせて9人に対しおよそ1億 5500万の損害賠償を求める訴えを松山地裁西条支部に起こしました。
ロザリオ学園は「訴状を見ていないのでコメントできない」としています。
また、遺族 らは19日、事故の原因解明と再発防止のため、西条市に対し第3者の調査委員会の設置を求め要望書を提出しています。
(テレビ愛媛)
NHK、南海放送、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、各放送局から夕方のニュースで報道されました。