12日、同じ場所で、同じ高校に通う生徒が、同じような状況で溺死した関連記事を更新したばかりです。
12日の事故は、全国ニュースで大きく報道されました。
それでもまた、繰り返されてしまいました。
他人事ではなく、誰にでも起こりうる事故だという事
川遊びは楽しい、川はきれい、という楽観的な一面だけではなく、
一見穏やかに見えても、水流・水深・水温は場所によって複雑に変化している事、
「川は危険である」という事を深く認識していただくには、どうしたらよいのでしょうか。
二度と同じような事故が起きない事を切望します。
NHKオンライン 07月27日 21時14分
27日午後、愛媛県西条市の加茂川で、泳いで遊んでいた男子高校生が溺れ、病院に搬送されましたが、死亡しました。
27日午後4時半ごろ、愛媛県西条市の加茂川で泳いで遊んでいた高校2年の男子生徒が溺れたと一緒にいた友人から警察や消防に通報がありました。
男子生徒は、通報を受けて駆けつけた消防などによっておよそ30分後に救出されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、死亡したのは、西条農業高校2年の、増田達允さん(17)で、27日正午ごろから友人などと川に遊びに来ていたということです。
増田さんは水深がおよそ5メートルある川の底に沈んだ状態で見つかったということで、警察は、一緒にいた友人などから話を聞くなどして当時の状況や事故の詳しい原因を調べています。
事故があった時、近くにいた西条市の20代の男性は、「一緒に来ていた友達が助けてくれと大声で叫んでいました。溺れた所は流れの速い場所なので、僕らはあまり行かないようにしています」と話していました。
また、近くで川に入って遊んでいた中学1年の男子生徒は、「きょうは川の流れが速くて、底のほうは水が冷たかったです。事故が続いているので、ここでは、もう遊びたくないです」と話していました。
現場付近の加茂川では、今月12日にも、同じ西条農業高校の1年の男子生徒が溺れて死亡しています。
西条農業高校の成高久豊教頭は、「今月12日の事故以降、生徒たちには何度も危険な場所に近づかないことなどを指導し、夏休み前の終業式でも徹底したばかりで、大変、残念です」と話しています。
学校では、28日、教員全員を集めて再発防止策について話し合うことにしているということです。