調査報告書から~事故・事件と向き合うということ

慎ちゃん委員会の調査は、1年3カ月に及びました。
安全危機管理体制に主眼をおかれ、深い考察がなされていると思います。
調査の制度や仕組みが整っていない中で行われた独自調査です。
この報告書は「こたえ」ではなく、ここから考える機会を得るものであり、
一つの提案だという理解でおります。

調査を引き受けて下さった3人の先生方、
調査に協力してくださった全ての方に感謝申し上げます。

当事者である、マリア幼稚園の先生方にも
ご一読頂きたいと思います。

報告書の「はじめに」にあるように、大人たちがそれぞれの立場から
事故・事件とどのように関わり向き合ったのかということが、
問われているのだと思っています。
私達大人が、誠実に「示す」「残す」「伝える」ことが、
結果として、子ども達のためになればいいと心から願っています。

刑事、民事裁判についても、全く同じ思い、考えでおります。

慎ちゃん委員会の調査を通じ、
事故と向き合い、事故を真直ぐに見つめることができたこと、
当時の保護者の皆さんと、冷静に振り返る機会を頂けたことが
次へと繋がる形になりました。

ここから、新たな一歩を踏み出そうと思います。