NHK松山放送局
NHK 四国 NEWS WEB より:「園児水難死亡事故で無罪主張」
4年前、愛媛県西条市の川で幼稚園の行事で
水遊びをしていた園児が増水した川に流され死亡し、
元園長らが業務上過失致死の罪に問われている事故の裁判は、
弁護側が
「幼稚園の教諭が断片的な情報を基に突然の川の増水を予測することは困難だった」
と無罪を主張し、すべての審理を終えました。
平成24年7月、西条市の加茂川で幼稚園の行事で
水遊びをしていた園児らが増水した川に流され、
吉川慎之介くん(当時5歳)が死亡し、2人がけがをしました。
幼稚園の元園長の近藤惠津子被告(75)と
元教諭らあわせて3人が業務上過失致死の罪に問われ、
検察は元園長に罰金100万円、
元教諭ら2人にそれぞれ罰金50万円を求刑しています。
28日松山地方裁判所で開かれた最終弁論で、弁護側は、
「検察は、事前の下調べや当日の天気の情報から川が増水する危険を予見できたと主張するが、
幼稚園の教諭が断片的な情報を基に突然の川の増水を予測することは困難だった」
と述べ、改めて無罪を主張しました。
最後に元園長が
「園の責任者として、尊い命を失わせてしまい深くおわびします。
残された人生は、慎之介くんの許しを請いながら祈りの日々を送ります」
と述べ慎之介くんの両親に一礼しました。
裁判はこれですべての審理が終わり、判決は5月30日に言い渡されます。
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