「子供死亡登録・検証制度」導入についての記事
日本小児科学会と国立成育医療研究センター(東京)は、
子供の死に関する詳細な情報を収集、
不慮の事故など背景の把握を通じて再発防止につなげる。
(愛媛新聞より)
大切なのは、事実関係を調査し把握し、対策を考えきちんと実施することです。
日本では、過去に起こしてしまった事故事件の教訓を活かすシステムがありません。
この問題点に着目し動き始めていることに、期待をもって動向を見守りたいと思います。
<参考資料>
「子供の死 詳細調査 背景把握、再発防止へ 小児科学会など」
2013.6.8 13:45 産経ニュースより
2013.6.8 13:45 産経ニュースより
日本小児科学会と国立成育医療研究センター(東京)は、子供の死に関する詳細な情報を収集、不慮の事故など背景の把握を通じて再発防止につなげる「子どもの死亡登録・検証制度」導入に向け、試験調査を開始した。東京都、群馬県、京都市、北九州市の2都県2市の医療機関を対象に、過去1年間に経験した5歳未満の死亡事例を分析、年内に結果を取りまとめる。
日本は先進国の中で、1~4歳の死亡率が比較的高いと指摘される。小児科学会は将来的に全国で検証制度を整備し、子供の死亡率低減に役立てたい考えだ。
試験調査は、死亡診断書ではつかめない死亡の背景を明らかにするのが目的。例えば溺死の場合、海や川、浴槽などどういった場所で発生したか、直前に子供や保護者が何をしていたかなどを調べる。あざなど虐待が疑われる形跡の有無を医師が確かめたかも質問し、児童相談所への通報など適切な対応が取られていたか確認する。また、救急搬送受け入れを断った病院の有無、受け入れ先決定までに要した時間も把握、小児救急の整備状況が子供の死にどう影響するか検証する。