刑事裁判が終わりました。
事件に対するひとつのけじめと大きな区切りを迎えた年となりました。
2015年12月24日から始まった刑事裁判では、
多くの事実が明らかになりました。
2012年7月20日に起きた事、慎之介がどのような状態で亡くなったのかという事、
溺死に至った経緯と死因について、
理解を重ね、一つ一つ受け止めることができました。
慎之介の最後の言葉や思い、悲しみや痛みを、
聞き取りたいという思いで裁判と向き合いました。
事故を、「不幸で仕方ない出来事」などとして風化させてしまうのではなく、
事故の教訓をいかすこと、
「事故は防げるもの・防ぐもの」という理解が、
社会全体での共通認識となることを強く願います。
今、このメッセージを読んでくださったあなたに、
この思いが届きますように。
毎日、元気いっぱいに生きていた慎之介。
この笑顔に思いを馳せて。
2016年(平成28年)7月20日 吉川優子