平成29年4月19日 進行協議期日
和解協議

H29年4月19日(水)14時00分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
進行協議期日が非公開のラウンドテーブル法廷で行われました。

次回も、進行協議期日が非公開のラウンドテーブル法廷で行われます。
H29年6月28日(水)14時00分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部

被告側の主張に対し、
この内容では和解は出来ない事をお伝えしましたが
和解協議が続くことになりました。

事故後から、ずっと綴ってきておりますが、
民事裁判では、前進を感じておりません。

安全の事は習った事がない、学ぶ機会がなかった
危険だと誰も教えてくれなかった、自ら調べるという発想もなかった
と、刑事裁判では三人の先生方全員が同じ主張をしていました。
万全な安全対策として持参したものは、笛と救急箱ですが
これで「万全」と主張されても、受け止めることは出来ません。

西条聖マリア幼稚園では、近藤恵津子元園長が担任を務めていた頃
園バスでの交通事故で園児死亡、うんていからの転落事故が発生していたことを
刑事裁判で告白していました。

刑事裁判の記録参照

 
近藤恵津子元園長が園長就任後、訴訟に発展した事故が2件あります。
平成20年10月 年少園児 ブランコ落下事故
近藤恵津子元園長が園児の乗ったブランコを横から押しているときに後部から落下。
頬に痣とくぼみが残る後遺症を負った。

平成22年2月 年少園児 鼓膜損傷事故
昼食の時間に、満三歳入園の園児(男児当時3歳)と横並びでお弁当を食べていた年少園児(男児当時4歳)の耳に箸を刺し、年少園児が鼓膜を損傷した。事故に気づいた後、教諭らは耳を冷やすなどの対応をし、大丈夫だろうと思い病院へ連れて行かなった。事故発生時、クラス担任(別宮瑠美被告)は不在であったため、事故の詳細を保護者へ説明ができなかった。近藤惠津子元園長も詳細を把握していなかった。

事故と誠実に向き合い、心から反省していたら
20年間何もなかったから大丈夫だと思っていたという発言はできないはずです。
過信があったと発言していた他職員たちも同じです。

そして、
平成24年7月20日 吉川慎之介溺死事故

なぜ、組織として、過去の事故から学ぶことをしなかったのか
なぜ、このような状態で、近藤恵津子元園長が園長を続けていたのか、
どのような判断でロザリオ学園は人選したのか、
疑問は増えるばかりです。
近藤恵津子元園長は、西条聖マリア幼稚園に就任することになった時
前任の神父であるスペイン人の園長から、引き継ぎなどなかった、
なぜなら、体調不良のためスペインへ帰国していたからなどと言っていました。

事故の説明を求め続けていた保護者に対して
・事故後に安全管理部起ち上げました、
・防犯、防災対策しています、
など、個別に担任に聞いても、
・お泊り保育事故の話はしない、できない、という対応のまま過ぎていき
現在に至りますが
この事故の教訓を活かして努力していると
どこで受け止めることができるのでしょうか。
安全管理部が何をしているのか、
また、毎年、代理人弁護士が私たちの代理人に
慰霊式の連絡用紙1枚をFAXで送ってきますが
実際にどのような事をしたのか等、
一度も報告を受けたことは無い状況で、
なにも理解できていません。
私たちが独自に起ち上げた事故調査委員会の
先生方からの調査への協力願いに対しても
裁判を理由に協力を拒否しています。

慎ちゃん委員会

 
私は、幼稚園は安全だと思っていました。
先生たちを信頼していました。
心からの後悔と慎之介への申し訳ない気持ちは日々募るばかりです。
事故後、子どもの事故や安全、保育・学校事故に関し、
多くの学びを得ました。
この事故の教訓を活かしてほしい、遺族の強い思いですが
遺族が動かなければ、何も始まりません。
私は、事故の教訓を活かすために法人を設立しました。
子どもの安全を守ろう、事故を予防しよう、
という事が保育・教育現場をはじめ社会の常識となれば
このような活動は淘汰されていくはずです。
そうあってほしいと思っています。
特別なことでもなく、称賛されるような活動でもありません。
子どもの事故予防や安全を守るという事は
誰にでもできることなのです。

慎之介が亡くなった事実を変えることは出来ません。
裁判では、自分のネガティブな感情や思いとも闘う日々を強いられていますが
しっかり向き合い続けます。

川が悪いのだから責任は認められないという姿勢変わらず。

学校法人ロザリオ学園 西条聖マリア幼稚園
2012年7月20日に発生したお泊り保育溺死事故
2016年5月30日に刑事裁判で元園長近藤恵津子が有罪となり
控訴せずに確定しましたが、
それでも、その判決内容は認めないという主張を民事裁判で続けています。
刑事裁判の判決を否定するなら、控訴すべきだったのではと思います。
無法な状態です。
和解の協議になりません。

川が悪いのだから、事故対策が必要だったなどという事は認められない。
でも、謝罪はします。

馬鹿にするのもいい加減にしていただきたい。

事故の事は何も話せない、ロザリオ学園本部が話すなと言っている
連絡が取れない、責任問題については私達には分からないなどと、
あかたも、自分たちは弁護士費用を負担してもらっているロザリオ学園の言いなりで
口止めをされている弱い立場であるかのような態度でしたが、
結局、自分たちは悪くない、刑事裁判の判決内容は認められないということが
教諭らの強い主張であることが明確になりました。

死亡事故を起こしてしまっても
刑事裁判で有罪判決が出ても
幼稚園教諭のことは、
ロザリオ学園が全力で守ってくれますので
弁護士費用の負担などの心配もなく
事故の責任を負わなくてもよいシステムは
就職先としてよい幼稚園なのかもしれませんが、
子どもと保護者にとっては最悪です。

経験から自信を持ってお伝えできることは
学校法人ロザリオ学園系列の幼稚園はお勧めできないこと、
そして、
西条聖マリア幼稚園などには
大切なお子さんを入園させてはいけないということです。

平成29年2月1日 進行協議期日
和解協議ー裁判長からの提案

H29年2月1日(水)14時00分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
進行協議期日が非公開のラウンドテーブル法廷で行われました。

次回も、進行協議期日が非公開のラウンドテーブル法廷で行われます。
H29年4月19日(水)14時00分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部

今回、裁判長から和解の提案があったのですが
私達原告から草案を示しました。
被告側は、草案に対し拒否ではなく、検討したいという事でした。

和解協議は、
原告、被告が順番に法廷に入り、裁判長と話をします。
双方の話を裁判長が聞き、和解の提案をするというものになります。

この和解協議や民事裁判そのものに対し、
いま、自分の中で咀嚼できないことがあります。
裁判が終わった後に、考えを整理して綴りたいと思います。

再発防止と責任追及・真実の究明は、全て重要な事です。
責任追及と真実究明は、争う、ということになれば、苦痛を伴うものとなります。
そして、民事裁判ともなれば、経済的負担も発生し、精神的負担も相当必要になります。
それでも、責任と真実は明確にする必要があると考えています。

事故で子どもが犠牲になってしまうことが起きた時、
遺族や被害者家族が裁判を提起しなくても、事故がなかった事にされることなく
死因調査、事実・原因究明、責任の所在が明確にされ
社会として子どもの事故と向き合い
再発防止や未然防止へと活かす仕組みができれば、
この現状を少しでも変えることができるのではないかと思います。

民事裁判というのは、損害賠償請求ということでしかないのは
理解した上で、公的機関で事故の問題を扱う場として、
社会に訴えています。
なぜ、事故が起きたのか、なぜ、慎之介は亡くなったのかということに関して
「慎ちゃんを元気な姿でお返しできなくて申し訳ございませんでした」
などということではなく、
原因をどのように考え、何を反省し、謝罪しているのか、
ただ、可哀そうでした、ごめんなさいでは前進はないということです。

再発防止や事故予防に関する取り組みは、
責任問題とは別次元のことであって、誰もが実施できる事です。
遺族だけが行うことではありません。
将来、事故がなくなることが一番の願いです。

次回も、和解協議が続きますが
この事実とどのように向き合い前進していくのか
民事裁判でも真摯に対応したいと思います。

平成28年11月17日
進行協議期日-石鎚ふれあいの里にて

平成28年11月17日(木)14:00~15:00
今回の期日は、石鎚ふれあいの里で行われました。
裁判官たちに現場を視察していただきました。

※写真はクリックすると拡大してご覧になれます。

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以下2枚の写真は、平成24年7月20日、事故当日の写真です。
当時、子ども達を救助してくださった観光客の方から頂いたものです。

平成24年7月20日13時21分(観光客の方が到着したころ) 石鎚ふれあいの里前から上流方面

平成24年7月20日13時21分(観光客の方が到着したころ):石鎚ふれあいの里前から上流方面


平成24年7月20日15時05分 上流方面から引き返している子ども達と先生

平成24年7月20日15時05分:上流方面から引き返している子ども達と先生


 
保護者説明会では、水深は足首程度の安全な場所での「水遊び」との説明でした。
この件に関し、越智亜里被告は、保護者から水遊びについて、何も質問が無かったと、供述しています。
午前中、現場では雨が降っていたので、子ども達が到着した時
道路やグランドに水たまりがあり、先生方は、その水たまりを確認していました。

川遊びの場所の選定を、子ども達を引き連れて当日に行っています。
当初、上流方面が安全だろうと考え遊ばせてみたら、
子どもが転倒したので、やはり、例年通りの場所(流された所)にしようと、
子ども達と先生が引き返している場面です。
全員、裸足です。
この中には、発熱している子どももいます。
この後、川遊びの範囲を定めず、バラバラに思い思いの場所で
子どもたちは遊んでいました。
村上玲子被告は、この年の男の子は、元気な子が多かったので、例年以上に注意していたと主張しています。
40分以上も行われていた水遊び。
寒いといって、河原に上がっている子ども達もいました。
子ども達の唇は真っ青でした。
そこで、予定より少し早いと思ったけれど、上がることを決めたとのこと。
「上がりましょう」と越智亜里被告が声をかけた後、
子どもたちを河原に集合させ、子ども達の人数や状態を確認することなどはせずに、
子ども達は、バラバラに、自分がいた場所から、自分の意志で、川を渡っていきました。
その最中、増水が発生し、4人の園児が流され、10人の園児が川の中にある岩の上に取り残されました。
救命救助・通報をしたのは、ふれあいの里のスタッフと観光客の方でした。
救助された子どもたちを励ましたり、面倒を見ていたのも、観光客の方達でした。
子ども達は、事故後、知らない先生がだっこしてくれた、助けてくれた、と表現しています。

園児たちを迎えに来た保護者に引き渡していたのは、一番最初に到着した
保護者の会の役員である保護者でした。

その現場を、裁判官たちに確認していただきました。

ロザリオ学園とマリア幼稚園の先生方の代理人は、
上流域にある住友共同電力の固定堰を
確認してほしいということで、裁判官たちを案内しました。
子ども達が流され、慎之介が溺水した要因は
固定堰からあふれた水、越流が関係しているのだと
刑事裁判では認められなかった主張を、民事裁判で続けています。

 

原告側準備書面

準備書面10(PDF)

準備書面11(PDF)

準備書面12(PDF)

準備書面13(PDF)

 

2012年10月、現理事長のホアン氏から頂いた手紙には
正義を求め原因を知りたい、警察の捜査結果を待っている、
私達の助けになりたいと、綴られていますが、
民事、刑事ともに、増水した川が悪いのであって、
また、幼稚園教諭は安全に関し遵守すべき法令などは無いのだから
過失はなく、責任はないという主張です。

ホアン氏からの手紙

 

被告側準備書面

準備書面11(PDF)

準備書面12(PDF)

次回期日のご報告_裁判官_現場視察

第十一回口頭弁論期日
H28年9月6日(火)13時10~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
口頭弁論準備が公開の法廷で行われました。

原告、被告共に主張が出揃った事から
次回期日は、事故現場での進行協議となりました。
裁判長と裁判官が現場を視察します。

日時:11月17日(木) 14時~
場所:石鎚ふれあいの里

現地集合となっております。

証拠などの写真や動画だけでは感じることができない
現場を体感してほしいという思いから、視察を希望してしていました。

司法の中で、事故と向き合うことに様々な限界がありますが、
今回の視察は大きな意義があるものだと思います。

平成28年6月15日 進行協議期日

H28年6月15日(水)15時30分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
進行協議期日が非公開のラウンドテーブル法廷で行われました。

刑事裁判の判決が確定し初めての期日でした。
近藤恵津子被告の有罪判決が確定しても
これまでの「責任はない」という主張は何一つ変わりません。

刑事裁判とは別とは言え、当事者たちには何も響かない、
また、裁判を通じて事故と真剣に向き合っているのは
私達原告側だけで、遺族と保護者でしかない現実を痛感させられています。

次回の期日は9月6日(火)13時10分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
口頭弁論期日となりますので、公開法廷に戻ります。

次回までに、事故に起きた増水は「鉄砲水である」という被告らの主張の
具体的な説明がなされる予定です。
鉄砲水というのは科学的な根拠はないという回答を
事故直後に問い合わせた専門家から説明を受けましたが
説明をするという事です。

昨年の7月18日、台風が過ぎた後に、
事故現場の加茂川の撮影をし、裁判所に証拠として提出しました。
当初、ナレーションは入れていなかったのですが、裁判長から
ナレーションなどを入れてほしいといわれたので、再提出しました。
動画は再編集し公開したいと思います。

裁判とは、何のためにあるのか、
刑事裁判が終わり、考えさせられる日々が続いています。
社会に公的な問題として提起するという事に変わりはありませんが
本来、民事裁判の役割はそういうものではないのではないのだと理解しています。
遺族や被害者が、事故の問題提起をするために、社会に訴えるために
事故を認知してもらうために、その手段が裁判しかないにもかかわらず、
裁判の判決、判例はほとんど社会で活かされることはなく
そういった仕組みもない中で、
事故は繰り返される悲しい現実も目の当たりにしてます。

遺族が伝えていくという意味、意義についても
できる事を積み重ねていくしかないのですが
改めて、考えさせられています。

平成28年3月16日 進行協議期日

H28年3月16日(水)15時00分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
進行協議期日が非公開のラウンドテーブル法廷で行われました。

「進行協議期日」とは、
審理を充実させることを目的として、訴訟の進行に関し
必要な事項について協議をする期日の事です。
公開の法廷ではなく傍聴はない状態で、
裁判官、原告、原告代理人、被告代理人が出廷し
非公開のラウンドテーブル法廷で行われました。

以下、代理人浅野晋弁護士、山本雄一郎弁護士の報告書から
今回の期日の内容をご報告をさせていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  裁判官から当方に対し、刑事裁判において提出された証拠について
  民事訴訟においてどのような形で提出することを考えているか、
  質問をされました。
  そこで、山元の方から裁判官に対し、刑事裁判で行われた尋問の調書は
  全て提出することを予定している旨、刑事裁判で書証として提出された証拠については
  現段階で提出が可能な旨、及び、刑事裁判において弁護人側が「不同意」との
  意見を述べたために提出が認められなかった計算津側の証拠については、
  おおむね「文書送付嘱託」という手続きで、裁判所に提出することができる旨を伝えました。

  「文書送付嘱託」とは、裁判所が一方当事者の申し立てに基づき、文書の所持者に対して
  所持する文書の提出を求める手続きの事です。
  本件では、民事裁判が継続している松山地方裁判所西条支部が、松山地方検察庁に対し
  検察庁が所持する刑事裁判の証拠を裁判所に対して送付するように求めることになります。
  その前提として、裁判所から検察庁にそのような請求をしてくれるよう、
  当方から裁判所に対する申立が必要となります。
  このような「文書送付嘱託」について、相手方代理人から、文書送付嘱託の申し立てがなされた場合は
  異議を述べる可能性がある旨、とりわけ刑事裁判で被告人となっている
  近藤氏、越智氏、村上氏の検察官調書については、
  民事訴訟でも証拠力を争うつもりである旨の発言がありました。
  
  裁判官からは、次回期日までにできれば多くの証拠を読んでおきたいので、
  原告側からの文書送付嘱託の申立は早急にしてほしい旨の要望がありましたので
  早急に文書送付嘱託の申立を行うつもりである旨、裁判官に伝えました。

  3月11日付けで、平成28年7月18日に本件事故の
  現地調査の様子を撮影した動画のDVDを提出しております。
  これは、前回の期日における裁判官の要望に応える形で、
  ナレーションを入れて改めて提出したものです。
  これについては、今回の進行協議期日で、裁判官から「大変わかりやすかった」
  という話がありましたが、民事訴訟法上、進行協議期日においては
  証拠の手続きができないことから、次々回以降の期日で正式に
  提出の手続きが取られることになりました。
  
  次回も下記日程にて、非公開の進行協議期日となります。
  愛媛県松山地方裁判所 西条支部
  H28年6月15日(水)15時30分~

以上
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  

  

第十回口頭弁論期日

第十回口頭弁論期日
H27年12月25日(金)14時00~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
口頭弁論準備が公開の法廷で行われました。

今回は、私達から準備書面の中で、
被告の主張に対し、以下の説明を求めました。

 (1)被告ら主張の「鉄砲水」により本件事故現場において増加した水量
 (2)本件事故現場において(1)の水量の増加に要した時間
 (3)被告ら主張の「鉄砲水」により本件事故現場において水位が
    上昇した高さ,および水位上昇の速度 

原告側 準備書面(10)(PDF)

   
被告側からの回答は無ありませんでした。
前日12月24日から始まった刑事裁判の捜査資料と
これから行われる尋問の内容等を民事でも証拠として提出したいという事は
私達も同じ考えで、裁判長も捜査資料を検討したいという事から、
次回は、裁判資料の扱いについて話し合いをすることになりました。

期日は、
平成28年3月16日 午後15時~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
ラウンド法廷で非公開となります。

翌日17日の刑事裁判では
松山地裁にて論告求刑が行われる予定です。

 

第九回口頭弁論期日

第九回口頭弁論期日
H27年10月1日(水)14時00~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
口頭弁論準備が公開の法廷で行われました。

次回第10回口頭弁論期日は
12月25日(金)14時からとなりました。

西条聖マリア幼稚園の先生方とロザリオ学園からは
「幼稚園の先生は、川遊びについて習っていないし
 増水のメカニズムも分からないのだから予見などできるはずもなく責任は無い」
「ふれあいの里のスタッフに救助をすぐに依頼をした」
「ふれあいの里にもライフジャケットは備え付けらていなかった」
との主張がなされました。

準備書面(9)証拠に基づく主張(PDF)

 
今回、証拠として、田中哲郎先生の「保育園における事故防止と安全管理」が提出され
川遊びの際の自然災害に関する記載はないという事、
他にも、鈴木洋先生の「こんなときどうする?子どものけが」の中でも言及は全くないという事、
幼稚園教育要領からも、幼稚園の教諭に対し安全確保、災害予防の専門性などは要求されていない
という主張がなされました。

「保育における事故防止と安全管理」田中哲郎(PDF)

「こんなときどうする?子どものけが」鈴木祥(PDF)

幼稚園教育要領(PDF)

 
知らないことや、習っていないことは、むしろ、実施すべきでないと思います。
習っていないと主張することを実施するのなら、しっかりと調べて学びを深め対策をとらなければなりません。

今回、浮き輪は救命具ではなく遊具であるなどという反論もありましたが
何も準備をせずに、観光客の方の浮輪で救助していただいたにもかかわらず
こういった主張がなされてしまう事は、とても残念で悲しくなります。
司法の中で向きあうとはこういう事なのでしょうか。
最後まで、この問いを持ち続けることになると思います。

以下、代理人浅野晋弁護士、山本雄一郎弁護士の報告書から
今回の期日の内容をご報告をさせていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
学校法人ロザリオ学園9名に対する件について、去る10月1日、
弁論期日が開かれました。
今回は、前回までの弁論期日と異なり、公開の法廷で行われました。
原告は、吉川夫妻を含め5名、代理人弁護士2名が出席しました。

  1. まず、当方から準備書面(9)の陳述を行いました。
    被告側準備書面(7)(8)および(9)の陳述がありました。
    また、被告側から未提出扱いになっていた準備書面(4)の陳述もなされました。
    一方で、準備書面(5)は陳述しないとのことでした。
    この準備書面(4)と(5)は、以前、天候の関係で被告側の代理人が期日に出席できなかったことの関係で、未提出の扱いとなっていたものについて今回の期日で、被告側代理人が陳述するか否かを明らかにしたものです。
      
    なお、準備書面の「陳述」というのは、当該の純義書面に記載されている事項お審理の対象にする手続きです。「陳述」としない場合、その準備書面は手続上、裁判所に提出しなかったのと同様に取り扱われます。

  2. その後、裁判官から双方の代理人に対し、今後の主張・立証の予定について質問がありました。
    当方からは、被告側準備書面(9)に対する反論を行う予定であること、刑事裁判が始まった後に刑事事件の記録を証拠として提出する予定であること、および、増水の様子を説明するための資料として平成27年7月18日に実施した現地調査の動画に説明を付して提出する予定であることを述べました。

  3. さらに、裁判官から私達に対し、本件事故で増水が起きた科学的根拠を、土木工学・河川工学の観点から明らかにしてほしい、との要望が再度なされました。
    当方からは、刑事裁判の記録を見ることにより、増水の科学的根拠を理解する事が可能であるから刑事裁判の記録を証拠提出することによる立証を考えている旨、述べました。
    そして、刑事裁判の審理が終了するのが平成28年3月頃の予定であることを伝えました。

    そうしたところ裁判官は、刑事裁判の記録を待っていると民事裁判の進行が遅くなるため裁判所が「専門委員」を選任し、この「専門委員」に増水の科学的根拠について検討・判断してもらう事も考えていること、および、「専門委員」としてふさわしい人物がいたら 推薦してほしい旨述べました。

    そこで、私達は裁判官間に対し、専門委員として相応しい人物について検討する旨、回答しました。

    なお、この「専門委員」とは、心理に必要な専門的知見を裁判所に提供するための専門家であり
    当事者の意見を聞いた上で裁判所により指定されます。

  4. 以上のやり取りの結果、平成27年11月20日までに、当方が、被告側準備書面に対する反論の準備書面と平成27年7月18日に行われた現場検証の動画を提出することとなりました。
    また、当方が準備書面を提出した後、被告側からの反論が行われる予定です。

  5. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    責任追及は、とても苦しいことです。
    でも、目をそらすことのできない現実です。
    親としての責任についても、自問自答は続いています。
    私達や保護者は当初、裁判についてなど考えてもいませんでした。
    事故直後から、先生方に説明を求めていただけでした。
    「責任」を「訴訟」としてしか受け止めず、そういった「責任」を過度に恐れ、
    「何もお話しできません」「自分が話すことで他の先生に迷惑がかかる」としてきた姿勢からは
    大切なことを見失っているとしか言わざるを得ません。
    私達保護者と一緒に、幼稚園をたてなおしましょう、と伝えましたが
    思いは届くことなく、現在に至ります。

    責任を認めること=事故と真摯に誠実に向き合うことだと思います。
    子ども達が危険に晒され傷つき、
    慎之介は5歳10か月で亡くなったという事実は何も変わりません。
    この重大な結果は、何よりも重いことなのです。
    裁判はいつか終わります。
    事実からは逃げることが出来ない現実を
    どのように受け止め向き合うのかという事が問われているのです。
      
    刑事裁判は12月24日から始まります。

第八回口頭弁論準備

第八回口頭弁論期日
H27年6月17日(水)13時30~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
口頭弁論準備が非公開で行われました。

今回提出した準備書面では、
増水の予兆が始まったとされる15時10分頃から15時38分頃
慎之介と園児3名が流され救助・発見されるまでと、
2012年(H24年)7月20日の天気予報、雨量、加茂川の地勢などについて
証拠などから具体的に説明をし、
過失の法的評価について議論を深めております。

事故直後から行っている
保護者の皆さんとの検証が活かされています。

今回、子どもたちを救助してくださった方に、
再度、当日の様子を伺わせていただき、
事故直後に行った現場検証や、
お泊り保育に参加した子ども達の証言を丁寧に見直す作業、
国土地理院の地図などから加茂川の特性を調べたり、
雨量・水量についても議論をし、
裁判を通して事実と向き合う意義・目的について、
原告をはじめ、支えて下さっている方々と共に、改めて、
その理解と認識、思いを確認することが出来ました。

次回「第9回口頭弁論期日」は、
H27年10月1日(木)14時〜
愛媛県松山地方裁判所 西条支部にて
公開法廷となります。
傍聴していただけましたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

第八回口頭弁論準備 準備書面(PDF)

2012年7月20日愛媛新聞:天気予報(PDF)