平成28年6月15日 進行協議期日

H28年6月15日(水)15時30分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
進行協議期日が非公開のラウンドテーブル法廷で行われました。

刑事裁判の判決が確定し初めての期日でした。
近藤恵津子被告の有罪判決が確定しても
これまでの「責任はない」という主張は何一つ変わりません。

刑事裁判とは別とは言え、当事者たちには何も響かない、
また、裁判を通じて事故と真剣に向き合っているのは
私達原告側だけで、遺族と保護者でしかない現実を痛感させられています。

次回の期日は9月6日(火)13時10分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
口頭弁論期日となりますので、公開法廷に戻ります。

次回までに、事故に起きた増水は「鉄砲水である」という被告らの主張の
具体的な説明がなされる予定です。
鉄砲水というのは科学的な根拠はないという回答を
事故直後に問い合わせた専門家から説明を受けましたが
説明をするという事です。

昨年の7月18日、台風が過ぎた後に、
事故現場の加茂川の撮影をし、裁判所に証拠として提出しました。
当初、ナレーションは入れていなかったのですが、裁判長から
ナレーションなどを入れてほしいといわれたので、再提出しました。
動画は再編集し公開したいと思います。

裁判とは、何のためにあるのか、
刑事裁判が終わり、考えさせられる日々が続いています。
社会に公的な問題として提起するという事に変わりはありませんが
本来、民事裁判の役割はそういうものではないのではないのだと理解しています。
遺族や被害者が、事故の問題提起をするために、社会に訴えるために
事故を認知してもらうために、その手段が裁判しかないにもかかわらず、
裁判の判決、判例はほとんど社会で活かされることはなく
そういった仕組みもない中で、
事故は繰り返される悲しい現実も目の当たりにしてます。

遺族が伝えていくという意味、意義についても
できる事を積み重ねていくしかないのですが
改めて、考えさせられています。