平成30年(2018年)5月9日 第十三回口頭弁論期日

第十三回口頭弁論期日
H30年5月9日(水)14時00分~
愛媛県松山地方裁判所 西条支部
口頭弁論準備が非公開のラウンドテーブル法廷で行われました。

私達は、代理人の浅野弁護士、山本弁護士の事務所から
電話で参加しました。

6月に尋問が行われることが決定しました。

愛媛県松山地方裁判所 西条支部 第1号法廷

6月13日(水)13時10分~
近藤恵津子被告(元園長) 
越智亜里被告
(お泊り保育責任者:慎之介が川の中で捕まっていたという教諭:生前最後に触れた人)

6月20日(水)13時10分~
吉川豊 
吉川優子 
慎之介よりも下流に流された園児の保護者

7月にレチョン被告の尋問予定。

被告側の主張は相変わらずで、
事故について、責任を感じていない内容の主張と、
近藤恵津子被告、越智亜里被告から提出された意見陳述書には
事後対応について、謝罪はした、土下座した、
謝罪に行ったのに断られた等々の事が綴られていました。
私たち遺族に問題があるというスタンスです。
何も話せません、本部から話すなと言われた、
謝罪を断ったのはそちらじゃないか等々…
精神的に苦しむ状況にどこまでも追い込む事後対応、、、
その上、土下座させられた、などと主張するという、
前向きに評価できることが何一つ無い状況です。

これは、最悪のクライシスマネジメントです。
このような事後対応と教諭らの社会人としての常識の欠如などが
裁判に発展している訳ですが、他の保育・学校事故とは違う、
ロザリオ学園と西条聖マリア幼稚園の独自の問題が多くあると実感しております。

元理事長のレチョン被告については、
教諭らが顔色を窺いながら、何も話さない、
という説明会の状態を目の当たりにしました。
レチョン被告は、当時、組織の最高責任者であるということ、
そして、法廷で会いましょう、などと言っていたのにもかかわらず
尋問しないというのは、考えられないことです。
尋問を実施していただきたいと、意思を強く伝えています。

被告は全員尋問できるものと思い提訴しましたが
現実は、そうではないという事が分かりました。
公的な問題として訴える場が裁判しかない現状で
真実の究明を求める場が裁判しかない現状で
苦しい思いをするのは私たち原告なのだという事を経験しております。
それでも、裁判が無かったから、今はなかったと思っています。

尋問されない他被告らについても、
傍聴には来ていた頂きたいと思います。
愛媛に住んでいるのですから、傍聴席に座るくらいはできるはずです。
40代、50代、70代のいい大人たちです。
自分達にできるせめてのもの行動を、考えていただきたいです。
ずっと、ロザリオ学園とロザリオ学園が依頼した代理人に守ってもらっている、
本当に恵まれた人たちだと思います。
私たちは、個人で、被告ら組織と向き合っているという事も
理解していただきたいものです。

裁判で、明確にすべきことを
最後まで、誠実に向き合い切りたいと思います。

意見陳述などは、
後日、公開します。

また、民事裁判から得た事実についても
再発防止の観点から検証し、後日、纏めて報告したいと思います。
この事故の場合は、特に、
クライシスマネジメントに注目したいと思います。
原因究明とガバナンスの問題が厳しく
指摘されるようになっている現状において
有益な検証を実施したいと思っています。