2016年(平成28年)3月3日、4日の二日間
松山地方裁判所41号法廷にて被告人尋問が行われました。
(事件番号:平成26年(わ)第81号)
刑事裁判、被告本人尋問が終了しました。
尋問詳細は、改めて、纏めます。
まずは所感を。
とても、恐ろしい実状が明らかになったと思っています。
近藤惠津子被告、村上玲子被告、越智亜里被告
涙ながらに申し訳なかったなどと謝罪していましたが
何も響きません。
安全については習っていないし、
現場の川が危ないと教えてもらっていないから
責任はないんだ、などと主張していますが
保育者、教育者として失格と言わざるを得ません。
近藤惠津子被告、村上玲子被告、越智亜里被告の
証言の細かい部分に見られる小さな嘘を見抜くたびに
気分が悪くなりました。
今回、私の家族が傍聴に来ていました。
4日の尋問二日目も、西条から保護者の友人がきてくれていました。
愛媛大学の小佐井先生も傍聴してくださいました。
尋問終了後、
法廷を出た廊下で皆さんが待っていてくれました。
私は、緊張がゆるんでしまい、悔しい思いを抑えきれず
ふざけるなと泣いてしまいました。
慎之介は、殺されたも同然ではないかと。。
保育、教育現場において
このような事件と対応が繰り返されてはなりません。
明らかになった事実をもとに
事故事件の再発防止、未然防止への取り組みに
繋げていけるよう、心を整理し、
裁判を通じ最後まで現実と向き合いたいと思います。
次回は、3月17日論告求刑です。
被害者参加人として、意見陳述をさせて頂きます。
しかしながら、驚いたことに、
弁護人から内容によっては異議を申し立てる、
事前に見せろなどと言われました。
私達のような素人の発言が、しかも心情を述べる「意見陳述」が
裁判の判断に左右されるはずもないと心得ておりましたが
遺族に対し法律のプロから「異議」とは・・・とても残念です。
被害者である慎之介や子どもたちよりも
立派な先生方に手厚く守られている被告の権利の方が絶大ではありませんか。
被害者参加人の限られた権利ですので、しっかりと意見陳述させて頂きます。
この刑事裁判を迎えるために、
捜査資料を読み込んだり、
検死データを何度も見て、慎之介の最後の声を探しながら
心の準備をしてきました。
ここまで、よく踏ん張ったと思います。
最後まで、頑張ります。