岩手県の対応

>この事故を受け、県はきょう、プールと水遊びに関し、安全管理の徹底を呼びかける文書を、県内全ての幼稚園と保育園に通知しました。

>この事故を受けて、県の県南広域振興局は9月中にも保育園に対して特別監査を実施し、川下りの際の安全対策が適切に行われていたかなどについて、調べることにしています。

愛媛県、西条市も、事故検証は行うことが出来るはずです。
私立幼稚園に対し、調査、指導する権限はないとしていましたが私学の自主性を重んじる事が、一人の命より大切なのでしょうか。

岩手県内全ての・・・と記事にありますが、全国で共有されるべきことです。
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保育園「方策不十分だった」 花巻の5歳児水難


記者会見で謝罪する瀬川とも子園長(右)と瀬川滋理事長=花巻市の花巻太陽の子保育園

花巻市の豊沢川で川遊びをしていた保育園児高橋尚誠君(5)が流され亡くなった事故で10日、花巻太陽の子保育園が記者会見を開いた。事故の経緯を説明し、「子どもの命を守ることが最優先の保育園で、方策が不十分であることを悔いています」と改めて謝罪した。

「弁解の余地はありません」。瀬川とも子園長(65)と瀬川滋理事長(65)が説明に応じた。
園などによると、8日昼、年長の園児24人と園長、保育士ら5人が、タイヤチューブと板を組み合わせた手作りいかだで川下りをしていた。

三つのいかだにそれぞれ園児8人が乗って職員1人がついていたが、三つとも次々に転覆し、園児全員が川に投げ出された。高橋君は泳げず、先頭のいかだで園長の後ろに座っていた。園は救命胴衣を用意しておらず、代わりにビート板を2枚ずつ、いかだにつないでいたという。

7月にも別の園児たちが豊沢川で、同じ材料のいかだを浮かべて遊んでおり、今回は川の流れがあるコースを選んだ。事前に保育士が下見をしたが、「実際に流れてみるという体験はしなかった」という。前日に保護者に川遊びの説明をしたが、救命胴衣をつけるよう求める声は上がっていなかった。

一方、事故を受け、県は10日、県内364カ所の保育所と121カ所の認可外保育施設に、事故防止の徹底を求める通知を市町村を通じて出した。

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NHK盛岡放送局
園児死亡事故 保育園が謝罪

8日、花巻市で保育園が行っていた川下り中にいかだが転覆し、5歳の園児が死亡した事故を受けて10日、保育園側が会見を開き、「安全管理の見通しの甘さが引き起こした事故だった」と述べて安全対策が不十分だったことを認め、謝罪しました。
この事故は8日、花巻市の豊沢川で市内の花巻太陽の子保育園が行っていた川下り中にいかだが転覆して、乗っていた園児全員が投げ出され5歳の男の子が死亡したものです。
保育園側が10日、会見を開き、当時の状況や安全管理などについて説明しました。
それによりますと8日は5歳児の年長クラスの園児が8人ずつ3台のいかだにわかれて乗り、3人の職員がいかだをロープで引っ張るなどしながら川下りをしていたところ、流れが急な場所で相次いでバランスを崩し転覆したとしています。
救命胴衣は1着もなく、いかだには万が一に備えて用意した水泳用のビート板があわせて6枚しかなかったということです。
また、同じ豊沢川でことし7月に4歳児がいかだで水遊びをした際には特に問題はなかったことから、年長クラスでの川下りを計画したということです。
会見した瀬川とも子園長は、「危険はないか流れのある場所で試す必要があった。
安全管理への見通しの甘さが引き起こした事故だった」と述べ安全対策が不十分だったことを認め、謝罪しました。この事故を受けて、県の県南広域振興局は9月中にも保育園に対して特別監査を実施し、川下りの際の安全対策が適切に行われていたかなどについて、調べることにしています。

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岩手放送

おととい、花巻市の豊沢川で、手作りのいかだが転覆し、5歳の男の子が亡くなった事故を受け、きょう保育園で、記者会見が開かれました。保育園の理事長と園長は、「安全管理が甘かった」と、謝罪しました。
事故を受けて開かれた会見で瀬川とも子園長は、手作りいかだを使った川下りを行ったのは、今回が初めてである事や、救命胴衣を用意しなかった事などを説明しました。おとといの川下りの安全対策として、ビート板2枚が、イカダにロープで繋がれていた事も明らかになりました。この事故は、おととい花巻市の豊沢川で、保育園の園外活動で、手作りいかだ3枚が転覆し、花巻市狼沢の髙橋尚誠ちゃん5歳が死亡したものです。いかだの先頭に園長が乗り、すぐ後ろに、園児の中でただ一人、泳ぐ事ができなかった、尚誠ちゃんが乗り、川が右カーブし、流れが急になる所で、転覆したということです。警察は、園児に救命胴衣を着けさせていなかった事などから、業務上過失致死の疑いがあるとして、捜査を進めています。
今回の事故を受けて、保育園は、今後「いかだを使った川下り」を中止するか、続けるか検討中だという事です。この事故を受け、県はきょう、プールと水遊びに関し、安全管理の徹底を呼びかける文書を、県内全ての幼稚園と保育園に通知しました。

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