2013年7月12日消費者庁 消費者安全調査委員会へ
事故調査を依頼しました

事故調査の申出制度を利用し、申出書を
「吉川慎之介君の悲劇を二度と起こさないための
学校安全と再発防止を考える会」
として消費者庁 消費者安全調査委員会へ申出書を作成し申請しました。
今後の動向は随時報告させていただきます。

「消費者庁 消費者安全調査委員会」サイトへ

「子供死亡登録・検証制度」導入について

「子供死亡登録・検証制度」導入についての記事

日本小児科学会と国立成育医療研究センター(東京)は、
子供の死に関する詳細な情報を収集、
不慮の事故など背景の把握を通じて再発防止につなげる。
(愛媛新聞より)

大切なのは、事実関係を調査し把握し、対策を考えきちんと実施することです。
日本では、過去に起こしてしまった事故事件の教訓を活かすシステムがありません。
この問題点に着目し動き始めていることに、期待をもって動向を見守りたいと思います。

<参考資料>

「子供の死 詳細調査 背景把握、再発防止へ 小児科学会など」
2013.6.8 13:45 産経ニュースより

平成22年の1~4歳児死亡率の国際比較
 日本小児科学会と国立成育医療研究センター(東京)は、子供の死に関する詳細な情報を収集、不慮の事故など背景の把握を通じて再発防止につなげる「子どもの死亡登録・検証制度」導入に向け、試験調査を開始した。東京都、群馬県、京都市、北九州市の2都県2市の医療機関を対象に、過去1年間に経験した5歳未満の死亡事例を分析、年内に結果を取りまとめる。
 日本は先進国の中で、1~4歳の死亡率が比較的高いと指摘される。小児科学会は将来的に全国で検証制度を整備し、子供の死亡率低減に役立てたい考えだ。
 試験調査は、死亡診断書ではつかめない死亡の背景を明らかにするのが目的。例えば溺死の場合、海や川、浴槽などどういった場所で発生したか、直前に子供や保護者が何をしていたかなどを調べる。あざなど虐待が疑われる形跡の有無を医師が確かめたかも質問し、児童相談所への通報など適切な対応が取られていたか確認する。また、救急搬送受け入れを断った病院の有無、受け入れ先決定までに要した時間も把握、小児救急の整備状況が子供の死にどう影響するか検証する。

記録:H25年6月8日愛媛新聞 朝刊『子供の死 背景集積 虐待、水の事故・・・悲劇繰り返さない』ページへ

愛媛新聞2013年6月8日朝刊 記事を見る

平成25年6月14日慎之介君の悲劇を二度と起こさないための
「学校安全管理と再発防止を考える会」
発足いたしました。

当会は、ロザリオ学園 西条聖マリア幼稚園の保護者を中心としたメンバーで平成25年6月14日に発足いたしました。
まずは、第三者による事故の原因究明が責務と考え、西条市役所へも委員会の立ち上げ要請をいたしました。
既に、活動は始まっております。

ロザリオ学園 西条聖マリア幼稚園だけの問題ではなく、現在置かれている子供たちを取り巻く保育、教育現場に対し、この事故・事件を受けて得た教訓をどう活かし反映し継続していくかを考え実行するために活動していこう、という趣旨を持った会です。

webサイトを立ち上げる準備に入っておりますので、開設の際にお知らせさせていただき、
詳細をご覧いただきたいと考えております。
ロザリオ学園西条聖マリア幼稚園の保護者に限らず、ご理解いただき賛同していただける方を一人でも多く募らせていただきたいと思っております。

現時点でのお問い合わせは、このホームページにあります「お問い合わせフォーム」よりご連絡いただきたいと思います。

よろしくお願い申し上げます。

記録:『「吉川慎之介君の悲劇を二度と起こさないための~学校安全と再発防止を考える会」 について記事が掲載されました。』ページへ

愛媛新聞2013年6月15日朝刊 記事を見る

西条市役所、水難事故対策をHPにて公開

事故直後から西条市が行ってきた水難事故対策について、6月4日西条市役所のサイトにて情報公開が始まりました。

愛媛県西条市ホームページ
「河川での水難事故が発生しないよう安全対策を強化しています」ページへ

西条市民になじみ深い「加茂川」での事故を繰り返してはなりません。
市民の命を守るための一歩だと思います。

そして、教育委員会では石鎚ふれあいの里で開催された「第7回愛媛のおやじ井戸端会議」にて、昨年この場所で慎之介が亡くなったこと、私たち大人の責任、絶対にこの事故を風化させてはならないことを100名近く集まった参加者に伝え、黙とうをささげたとのご報告を頂きました。

単なる水の事故ではありません。
学校安全にかかわる意識の欠如から今回の事件は発生し、私たちは刑事告訴をしました。子供の命を守り育むために私たちができることを真剣に考え、教育現場、子供に関わる大人たちの意識向上を目指すこと、そして、風化させないためには、継続されていくことが安全と安心への入り口となり大切なことのだと信じています。
対話と交渉を今後も続けてまいります。

子供の不慮の事故三大要因に溺死・溺水

厚生労働省が毎年公表している人口動態統計によると、1歳~14歳における「不慮の事故死」で交通事故の次に「溺死・溺水」が多いことがわかりました。
お風呂やプールでの事故が多発している中「子供は溺れる」という大人の意識の低さが伺えるように感じます。
六月に入ると、学校や幼稚園・保育園でプールが始まります。
そして残念ながら、毎年必ず事故が起きていて、幼稚園や保育園の事故で多く見られる先生方の発言では「目を離していた」が目立ちます。
適切な人員確保と配置、救命救助の訓練、安全危機管理マニュアル、事故が起きてしまった時の保護者への連絡方法・対応などがきちんと整備されているのか、子供を失ったことで「当たり前である」と信じていたことに疑問と不安を抱いています。
特に幼児の場合、水遊びの方法をよく考えることから初めて頂きたいと強く願います。
幼稚園などであれば、ホースを使い園庭で水撒き遊びをしたり、タープやテントなどを張り、バケツやビニールプールなどを置いて宝探しを楽しませるetc・・・アイデアはいくらでもあるはずです。
もし、人員が足りないのなら、保護者に相談し参加してもらうことも可能な場合もあるはずですし、条件がそろわない場合は水遊びを行わない、という選択肢もあるのです。。
慣例として漫然と行うのではなく毎年リスクを見直し計画を起て実行することが課題です。
大人の不注意、認識不足から子供の命が奪われていることを、幼稚園や保育園、教育現場、保護者も同様にしっかりと理解し意識することで「不慮の事故」から「子供達の命を守る」ということに繋がっていくはずです。

<参考資料>

「こどもたちに多い事故とその予防、応急処置について」
京都第二赤十字病院小児科 長村敏生 先生

資料提供元:
日本小児救急医学会「こどもたちに多い事故とその予防、応急処置について」
京都第二赤十字病院小児科 長村敏生 先生 ページへ

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報道各社の皆様へ

報道各社の皆様

本日はご多忙のところ、お時間を割いていただき
また、報道してくださいましたこと感謝申し上げます。

事実を知っていただくことが、大切な一歩だと考えております。
前進していく力を頂きました。

これからも、よろしくお願い申し上げます。

吉川優子

Éclairer

Éclairer  照らす 解き明かす                                       Les gens de faire la Lumière  ひかりを照らす人々

慎之介が授かった法名「光心」からHPを考えました。
これから、この事故・事件がどんな風に展開されていくのかを
綴っていきたいと思っています。
様々なご意見があると思います。
私が果たせなかったこと。
「大切な子供の命を守る」ということを、考えるきっかけにしていただけたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。