第五回口頭弁論期日

第五回口頭弁論期日
7月16日(木)11時40分~
愛媛県 
松山地方裁判所 西条支部
第1号法廷にて

傍聴にお越しいただいている皆様
見守って下さっている皆様

いつも、本当にありがとうございます。

多くの方に傍聴していただけることは、私達の励みとなっております。
今後も、一人でも多くの方に足を運んでいただきたいと願っております。
何卒よろしくお願い申し上げます。

第四回口頭弁論_ロザリオ学園と教諭らの反論

H26年5月8日 
第四回口頭弁論期日において

学校法人ロザリオ学園被告
代表理事長:ゴンザロ・ベンルモンテ・ファン・マヌエル
当時の理事長:レチョン・ハビエル・ヘルナンデス被告

西条聖マリア幼稚園 元園長:近藤恵津子被告
村上玲子被告 
越智亜里被告
別宮瑠美被告、寺西佳代子被告、篠田ひとみ被告
石川正子被告、藤井さおり被告

上記被告らは

1 原告らの請求をいずれも棄却する。
2 訴訟費用は原告らの負担とする。

との事で、全て反論、責任は無いとの主張を準備書面で提出しました。

事故後対応について
説明できな理由を「本部が」としてきたのは
「本部と連絡が取れないから」だったためで
口止めではないとの事。
では、連絡が取れたにもかかわらず「本部が」という理由で
全く対応に応じなかったのはどういう理由であったのかは明記されていません。

2)説明会等での発言
  被告らが「本部から口止めされている。」
 「説明なんてする必要はない。他の学年の保護者には関係ない。」
 「本部の後ろ盾がなくなるのが怖い。」などと保護者らに話したことはない。
  被告近藤が,原告吉川優子からの電話に対して吐き捨てるようにして電話を切ったこともない。
  これらの点に関する原告らの主張は否認する。
  本件幼稚園の教員では即答できない場合に,
  本部に確認して返事する旨を述べたことがあるが,
  このことは,本部からの口止めを意味するものではない。

・・・準備書面より引用・・・

また、浮き輪などの準備物を用意しなかったことについても回答なし。
とにかく増水した川が悪いのであって、泳げない5歳児でも全く危険な場所ではない
との見解。

「原告らは,水深50cmの川が危険である旨を述べるが
 園児らが流されたのは増水が原因である。」

・・・準備書面より引用・・・

このように、はっきりと述べています。

篠田ひとみ被告の主張

 原告らは,被告篠田が,流されていく故吉川慎之介が沈んでいく姿を見送ったことを
 実演して見せたと主張するが,事実と異なる。
 被告篠田は,数十メートル先を流されている故吉川慎之介が一瞬見えたため,
 「がんばって一」と叫びながら追いかけ続け,救助スタッフに救助を依頼した。
 保護者との現場検証の際に,原告吉川優子に言われ,場所は異なるものの,
 どのように見えたか体勢を示したのであり,原告らが主張するような意図ではない。

・・・準備書面より引用・・・

尋問の際には、動画を一緒に見ながら主張をしてもらいたいと思います。
それに、慎之介が沈んだ場所を目の前に
「警察からもこの場所に沈んでいたと聞いてます」と伝えたら、
篠田ひとみ被告は
「嘘です。違います。mちゃんよりもっと先で発見されました。
 ここなら、助けてます。助けられました。」
と発言していた事も記録されています。

「病院で説明はしていないが謝罪として下座した」
村上玲子被告、越智亜里被告、寺西佳代子被告、篠田ひとみ被告
このような主張を繰り返し強調してきました。

少なくとも、村上玲子被告、越智亜里被告、寺西佳代子被告、この三人が
病院にいたのは見たけれど、私に近づいてくることもせず
ただ、立っていただけという記憶しか私にはありません。
越智亜里被告に関しては、隅の方でしゃがみこんでいたのを見ました。
篠田ひとみ被告は私の足に縋り付き
「楽しく一緒に泳いでいたのに」と発言していたことが
「みんなと一緒に楽しく遊んでいたのに。」と微妙な記憶訂正をしています。
細かい部分ではありますが、本当に呆れております。

裁判では保身のために本性をむき出しにしてくる
嘘しか言わなくなる
多く方から助言を受けております。
残念で悲しい現実ではありますが、受け止めております。

長い裁判になることを、覚悟しています。

第四回口頭弁論期日

第四回口頭弁論期日
5月8日(木)11時50分~
愛媛県 
松山地方裁判所 西条支部
第1号法廷にて

次回も事務的な書面のやり取りと、次回期日の日程調整だけで
終わってしまうかもしれませんが
一人でも多くの方に傍聴していただきたいと思います。
何卒よろしくお願い申し上げます。

第三回口頭弁論期日

H26年3月12日
第三回口頭弁論期日では、

学校法人ロザリオ学園被告
代表理事長:ゴンザロ・ベンルモンテ・ファン・マヌエル
当時の理事長:レチョン・ハビエル・ヘルナンデス被告

西条聖マリア幼稚園 元園長:近藤恵津子被告
村上玲子被告 
越智亜里被告
別宮瑠美被告、寺西佳代子被告、篠田ひとみ被告
石川正子被告、藤井さおり被告

上記被告らの
「過失はなく責任は無い、利用した施設と川の管理は愛媛県と西条市である」
「自分たちの持つ安全危機管理意識は西条市内の保育・教育機関と変わらない」
という反論に対し、

ネットが普及し、
情報収集が十分できる昨今、何の準備も調査もせずに
なぜ、幼児31名を女性職員だけで、無防備・無計画な状態で
連れていけたのかを問うために、準備書面3を提出しいたしました。
また、書面を提出するにあたり、証言のご協力をしてくださった方々に
心より感謝申し上げます。

被告らからは、再度「反論」が提出される予定です。

第三回口頭弁論期日、
傍聴へお越しくださいました皆様
本当にありがとうございました。
遠方からも駆けつけて下さり、本当に心強く思えました。

今回も、
森岡氏はじめロザリオ学園関係者は被告席ではなく傍聴席にいました。

裁判に出席することなく
西条聖マリア幼稚園に勤務し
子供たちを預かり保育している

 越智亜里被告 別宮瑠美被告 篠田ひとみ被告
 石川正子被告 藤井さおり被告

一応、退職したことになっていても
ロザリオ学園に守られている

 西条聖マリア幼稚園 
 元園長:近藤恵津子被告
 村上玲子被告 寺西佳代子被告

「後ろ盾(ロザリオ学園本部)」がなくなるのが怖いという理由で
誰一人として、自分の声をあげようとしていません。
後ろ盾というのは、ロザリオ学園本部が負担しているであろう
裁判費用や弁護士の選定などの事です。

学校法人ロザリオ学園被告
代表理事長:ゴンザロ・ベンルモンテ・ファン・マヌエルの言葉
「先生たちにも救いが必要」
これが、救いなのでしょうか。

園児が死んでいても、大けがをしても
学校法人ロザリオ学園、西条聖マリア幼稚園は
ホームページなどでも事件に触れることは無く
何事も無かったかのように運営しています。
指導も監督も注意すらされることもなく
どの機関に相談しても
「おかしいと感じても制度上、問題があるとは言えない」
という回答で、私立幼稚園の運営は許されてしまうのが現状です。

被告側からの訴訟告知書

H26年2月20日付で、以下被告たちが愛媛県と西条市に対し
訴訟告知を行いました。

学校法人ロザリオ学園被告
代表理事長:ゴンザロ・ベンルモンテ・ファン・マヌエル
当時の理事長:レチョン・ハビエル・ヘルナンデス被告

西条聖マリア幼稚園 元園長:近藤恵津子被告
村上玲子被告 
越智亜里被告
別宮瑠美被告、寺西佳代子被告、篠田ひとみ被告
石川正子被告、藤井さおり被告

【被告らからの訴訟告知内容:要約】
私達の過失によって
私達が実施した「お泊り保育」中に園児たちが流され死傷したという事で
提訴され、損害賠償を請求されています。
しかし
加茂川は管理者である愛媛県と、
石鎚ふれあいの里を管理する西条市による施設の設置、管理に過失があったために、
溺死に至った可能性があります。
この裁判で私達が仮に敗訴した場合、この告知をしたことで
愛媛県と西条市が、裁判に参加しない場合は、何も意見を言わないまま
共同不法行為者となります。
私達は、愛媛県と西条市に対し、求償(賠償や償還を求めること)することとなりますので
そのようなことにならないためにも、この裁判に被告として一緒に参加するよう求めます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

という告知をしました。

私達の意見陳述書を、もう一度読んでいただきたい。

私達は、愛媛県と西条市を提訴する考えは持ち合わせておりません。
事故直後から、話し合いを続けており、平行線の部分もありますが、
それは、行政として中立的な立場で、再発防止のために
第三者事故調査委員会設置の要望という形で交渉をしました。
結果は、断られましたが、対話・交渉を諦めたわけでもなく
この姿勢と考えは何も変わっておりません。

この裁判に参加された場合には、
愛媛県と西条市から出される見解・説明・資料と
被告達からは、両者にも過失があるという
証拠などが提出されるのでしょうから
再発防止策に活かすという事でしかないですし
私達から民事裁判を通して行政へ責任を追及するという考えはありません。

この裁判の大きな目的は何よりも
慎之介が大好きだった幼稚園、先生たちの声、考えを聞き
そして、
聖ドミニコ修道会が母体の学校法人ロザリオ学園とは、何なのか、
なぜ、園児を死なせてしまうような体制になってしまったのか
という事を、記録として刻むことなのです。

今回は訴訟告知をし、
パニック状態で迅速な救命活動ができなかったことや
浮き輪などの救命具も何も準備せずに子供たちを川に入れ
慎之介を死なせ、園児を危険にさらし、傷つけたことに対し、自分たちに責任は無く
お泊り保育に石鎚ふれあいの里を選択したのも
川と施設が悪いのだという主張をこの国に
刻んだということです。

関連資料

第三回口頭弁論期日

傍聴へ来てくださる皆様
思いを寄せて下さっている皆様
報道各社の皆様

昨日の第二回口頭弁論期日、無事に終えることが出来ました。
ありがとうございました。

第三回口頭弁論期日
3月12日(水)13時半~
愛媛県 
松山地方裁判所 西条支部
第1号法廷にて

次回は、私達から被告らの矛盾に対し、
原告側の反論を準備します。

第二回口頭弁論期日学校法人ロザリオ学園と西条聖マリア幼稚園の被告教諭らの主張

被告側の公の場で示した主張は以下の通りです。

・7月20の行事についての下見は行った→4月に1度だけ。

・安全対策として笛、救急箱は持って行った。

・安全対策が西条市内の他の幼稚園、小学校と比べて劣っているとは考えにくい。

・ふれあいの里から増水の危険を知らされていない。

・過失はないし、責任はない。

・他原告(園児)の事は知らない。

・お金は支払ったが、過失や責任を認めたわけではない。

・出来る限りの謝罪「土下座」をした。

学校法人ロザリオ学園からの報告書です。
裁判所に提出されたものを転載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

報 告 書

石鎚ふれあいの里を 利用していた幼稚園、ボ-イスカウト団体等から 、
加茂川での水遊びなどの利用状況について聴取した内容は、
下記のとおりです。

1.ボーイスカウトの団体関係者から聴取した内容では 、
 開設当初は愛媛県連合や東予地区のボーイスカウト、ガールスカウトなども
 利用していましたが、当時のリーダーたちは
 「増水などの危険について何も知らされてなく、救命具などを用意して泳いだ記憶はない」
 と話しています。

2.西条市の直営から「大保木をよくする会」に管理が任されるようになって、
「ふれあいの里」を紹介する関係者のブログにもあるように、
 水中おさかな観察会や昆虫合宿、などを環境教育プログラムに組み込んでPRしたことで
 西条市内を中心に新居浜、今治などの愛護班、幼稚園のグループ・団体、
 家族連れの利用が増えたとのことです。
 このブログでも明らかなように、水中おさかな観察会では何の救命具も持たず、
 ゆるやかな流れの中で、安心して楽しそうに水中観察している写真を掲載しています。

3.西条市内では、事故があった前年まで、たから幼稚園などが夏場に泊り込みで利用又、
 禎端小学校学年親子活動も利用実績があり、
 事故現場やその少し下流で水泳や水遊びをしていましたが、
 いずれも 救命具などは所持していなかったとのことです。
 禎瑞小学校学年親子活動の引率責任者は
「当時、あのように増水の危険を注意する看板が建てられていたなら、利用しませんでした」
 と話しています。

 事故があった昨年夏からは、水遊びを止めたそうです。

以上、ご報告致します。

2 0 1 3 年 1 1月 2 9 日
ロザリオ学園 事務局

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この報告書は、学校法人ロザリオ学園のが代理人弁護士に「報告」したもので
代理人弁護士経由でそのまま裁判所へ提出されました。

責任問題・真相究明等は警察の捜査報告を待っている、としていたのが一転。

西条市が教育施設としてPRしているではないか
ふれあいの里でも、何の装備も無く遊ばせているではないか
たから幼稚園・禎瑞小学校・ボースカウト・ガールスカウト団体が話しているように
ふれあいの里が危険を知らせてくれたら、
利用しなかったと言っているように、自分たちも同じだ。

という内容です。

被告ホアン理事長が
「私も、なぜあの場所に連れて行ったのが知りたい。
 正義を求めて、真実を追及します」
と話していたことが、こうして公式見解として裁判の場に出されました。

西条市、ふれあいの里、禎瑞小学校学年親子活動の引率責任者とあるので、
西条市と西条市教育委員会、石鎚ふれあいの里の公式見解を知りたいと思いました。

提出された書面の中に、
複数の団体・幼稚園・学校の安全水準からみると
西条聖マリア幼稚園の安全対策は劣っているものではない
とあったので「水準」を知りたいという事。

お泊り保育の安全計画はどうなっていたのか。
増水だけが危険予測ではありません。
リスクは他にもたくさんあります。
裁判所という公式の場に出された主張から、改めて多くの疑問と矛盾を追及します。

関連資料:ロザリオ学園からの報告書

関連資料:ロザリオ学園事務局からの報告書

裁判を選択するという事

遺族・被害者は、
事故事件が風化してしまわないために
繰り返してほしくないという思いと
「なぜ、死んでしまったのか」「なぜ、こんな事が起きてしまったのか」
その事について、なぜ、誠実な対応ができないのか・・・
言葉では尽くせない思いや考えを必死に訴え動いています。
ずっと寄り添ってくれている友人、家族の存在、
支援してくださる方、思って下さる方々の存在は絶大です。

しかしその一方で
晒され、叩かれるのは遺族・被害者という現状もあります。
民事提訴をすれば
「やっぱり金か」「子供を金にかえるのか」とか。
刑事裁判については
「一人に責任押し付ければ気が済むのか」など。

そして、

 ・幼稚園に通わせた、お泊り保育に参加させた親が悪い
 ・子供の死に囚われている
 ・慎之介君がうかばれない、こんなことをしても喜ばない。
 ・もう一人子供がいたらよかったのに
 ・子供なんてまたつくればいい
 ・もう、子供は出来ないらしい
 ・刑事告訴、民事提訴をされたことで傷ついた人がいる
 ・幼稚園に通ってる子供たちの事も考えてほしい
 ・自分の子供が幼稚園に通っている間は大人しくしていてほしい
 ・良い思い出をもって卒園していった子供たちのことを考えてほしい
 ・先生たちも可哀そう
 ・裁判になって幼稚園も大変だね
 ・よその人だから告訴や提訴ができるんだ
 ・幼稚園・保育園なんてどこも同じで、そんなものだから仕方ない
 ・先生たちにもこれからの人生があるのだから許してあげないと
 
このような、
刑法や民法、裁判のシステムなどを踏まえた意見でもなければ
事件の本質を捉え考えた意見でもない言葉を、
言われたり、聞かされたり、見たりします。

傷つきはしないけれど
気分はとても悪いし、嫌だなと思います。

泣き寝入りをせざるをえなくなるのは
子供を失ったことで、被害にあったことで打ちひしがれているにもかかわらず
事故事件を引き起こした側(学校・幼稚園・保育園など)から
不誠実な対応を受けることで疲弊してしまう状況下で
原因究明や責任問題が不明確なまま通常・日常に戻すことが優先されてしまい、
【遺族・被害者】vs【幼稚園・保育園・学校】という2者間での問題となり
声をあげにくくなってしまう環境に置かれる現状があるということ
必死に現状を伝えても、信じてもらえなかったり受け止められなかったりすること
そして
自分たちの考える被害者イメージから外れたり、都合に合わないと
遺族・被害者を叩く世間の意識に対する怖さもあるからです。

出る杭打つ文化・社会
泣き寝入りをせざるおえなくなる風潮
無関心

こういった環境の中で、遺族・被害者は様々な「覚悟」のもと
裁判や活動を決心しています。

ロザリオ学園と西条聖マリア幼稚園には
慎之介が亡くなったことで、人間の尊厳まで奪われる対応をされ続けました。
誠実な対応をと法廷で訴えても、残念ながら、今も変わりません。

裁判という場で国家に、この事件は刻まれています。
この記録は私が死んでしまっても、永遠に消えないのです。
被告組織と教諭たちは「言い訳」を刻んでいます。

きれいごとで済まされることではありませんし
泣き寝入りはしません。

人の意識を変える、風潮を変えるというのは
とても難しいと思います。

でも、学校安全管理と再発防止を考える会の
賛同署名活動を続けて下さっている方々・貴重なご署名をくださった方々
賛同メールを下さる方々からの
あたたかく、心強い言葉に勇気と希望を頂いています。

小さな一歩でも、積み重なればきっと大きくなっていく。
そう信じてます。

第二回口頭弁論期日に向けて

ロザリオ学園代理人より、裁判所へ提出した書類が
私達の代理人のもとに届きました。
裁判は、その日に初めて相手方の主張が知らされるのではなくて
裁判の前に、書面で提出されるので
当日は、その書類についての確認など、かなり事務的なものになるようです。
被告尋問は必ず行いますし、必要な場合は証人尋問も行われるのではないかと思います。
例えばですが、ロザリオ学園と西条聖マリア幼稚園の教諭らが主張する
「ふれあいの里」などについてです。

2013年7月20日
ふれあいの里前を流れる加茂川に
「工事の水が15時30分に流れるって」
増水が始まった時刻に近所の方がそう言ったと。

村上被告は、保護者説明会でこのような発言をしています。
民事裁判でも同じことを主張してきました。
「そんな話、ふれあいの里から聞いてなかった」としたいのだと思います。

私は、村上被告が「近所の方」としている方から証言を得ていますが
全くそのような事は言っていません。

この方は当日、現場で通報をしてくださり、私が話を聞かせて頂いたときも
親身に誠実に当日の状況を詳しく話してくださいました。
この証言は裁判所にも提出しているし、刑事も聞き取り調査をしています。

事故直後、相談した弁護士(卒園児の保護者)の方から

先生達は、もう本当の事は言わなくなります。
そして、彼女たちの中で嘘が事実として塗り替えられていく
人間の脳は自分に都合よく、自分を守るために
そういう風にできているのです。
だから、嘘をつかれるのは理解しておいた方がいい。

その姿を目の当たりにしています。

慎之介の死後直後、村上被告は謝罪も説明も出来ない理由として

「いま警察の捜査を受けているので
 自分の一言一言が他の先生に迷惑がかかる」

と言いました。
これは「口裏合わせ」というのではないでしょうか。
そして、指示しているのはロザリオ学園本部だという。

こういう人たちを相手に、民事裁判をはじめ
刑事告訴をした次第です。
8月に書類送検されました。

明後日18日
第二回口頭弁論期日。

ふれあいの里、他の幼稚園、学校も無装備で川で泳がせているし
自分たちだけではないのだから、過失はないし責任はない
とする主張文書と共に、公式に事故当日の時系列などがが提出されます。

第一回口頭弁論ご報告 第二回口頭弁論期日に向けて 

H25年10月15日午後2時~
傍聴へ足を運んでくださった皆様、思いを馳せて下さった皆様、報道各社の皆様
本当にありがとうございました。

私達にとって、慎之介への思いと、親としての責任を誓う日となりました。
これからも、見守っていただきたけたら幸いでございます。

第二回口頭弁論期日はH25年12月18日13時30分からとなりました。

第一回口頭弁論では、12月6日までにロザリオ学園、他9名の被告たちより、
具体的な反論・主張が出される方向です。
「具体的」というのは、2012年7月20日、石鎚ふれあいの里前を流れる加茂川で
8名の引率教諭の被告らが、何をしていたのか、
写真などを用いて当日の位置関係など状況を示すようにと
裁判長から被告側へ指示がありました。

今後、被告尋問も予定しておりますが、まだまだ先の話になります。
保護者の方をはじめ、こんなことを聞いてほしい、知りたい、という事がございましたら
何でもご連絡ください。
検討させていただき、真実を導き出すため裁判に反映していきたいと考えております。

私が知りたいことは、意見陳述にあった通りですが

答弁書に「浮き輪は持って行かなかったが、安全管理は徹底していた」等とありますが
では、なぜ、慎之介は一人で死んでしまったのでしょうか。
どんな思い、お考えで正式な発言をされているのでしょうか。
慎之介が亡くなったこと、また他原告の両親、園児に対してどのように感じているのか。
他原告に対しても「すべて争う」ことになっていますが、皆さん、
言うまでもなくお金が欲しいのではありません。
民事裁判のルールが「金銭の請求」無しでは行えないこと、
子供たちを危険にさらし死亡事件を引き起こしても何の罰則もないこと(※)
罪の重さを「金額」で表現しなければならない事から示しているだけであり、
望んでいることは、公の場に姿を現し、誠実に話をすべきという事で
そこは、絶対にぶれることはありません。
一番聞きたいのは引率教諭、被告らの声、真意です。

・川は怖くないと思い続けられたその理由。
・浮き輪・ライフジャケットを持参しないで子供たちを連れて行った理由
・保護者に「安全な水遊び」としか説明しなかった理由
・怠慢な態度を取り続けることが出来ている理由。
・「本部」が話すなと言っている。そういい訳に使用していた「本部」って何ですか。
・「本部」=理事長や理事でもあるドミニコ修道会の司祭たちのことですか。

等々、事故後対応・組織・ガバナンスについても出来る限り厳しく追及していく予定です。
原因を究明し現状の改善へ向けて、何をすべきかということも同時に、
これから見極めていきます。

長い時間、年月を要しますが、丁寧にこの貴重な機会を積み上げて参ります。

(※)飲食店などであれば、即座に営業停止になります。
  幼稚園、保育園、学校は、そのような決まりはなく
  有耶無耶の状態で運営は許されています。
  特に私学に関しては「私学の自主性」を尊重するため
  調査、指導・監督する権限はないのだと愛媛県庁から正式な回答が出ています。